どさんこ愛食食べきり運動とは

「食品ロス」とは、「本来食べることができるにもかかわらず捨てられてしまう食品」のこと。我が国では、依然として食品ロスが発生しており、国民1人当たり毎日おにぎり1個分の食べ物を捨てている計算になります。

北海道では、食品ロスを減らすため、「おいしく残さず食べきろう!」をスローガンに、道民運動として「どさんこ愛食食べきり運動」を推進し、食を愛おしみ、食べ残しをしない、出さないための取組を進めています。

安全・安心で美味しい食の宝庫、食料供給地域である北海道・・・生産地だからこそ”もったいない”の心を大切に、それぞれの立場で食品ロス削減に向けた行動を実践していきましょう!みなさんのご協力をお願いします。

Food Supply Chain

フードサプライチェーンとは

製品の原材料や部品の調達から、製造、在庫管理、配送、販売、そして消費に至るまでの一連の流れ全体を指します。日本語では「供給連鎖」とも訳されます。

私たち消費者にどのようなプロセスで食べ物が運ばれて、その過程でどのような食品ロスがあるのか。
その流れを確認してみましょう。


生産

農林漁業者

食品の流れ
米、野菜、果物、きのこ、畜産物等を育てたり魚介類を捕ったりして農畜水産物として出荷。


製造

食品製造業者

食品の流れ
農畜水産物を加工、包装して出荷。

食品ロスの発生要因
需要を上回る製造、パッケージの印字ミスや破損による流通側からの返品などにより廃棄される。


配送

卸売業者

食品の流れ
生産者や食品製造業者から食品を受け入れ、保存管理し小売店や飲食店の需要に応じて配送。

食品ロスの発生要因
売れ残りパッケージの破損などにより廃棄されたり食品製造業者へ返品される。


販売等

小売業者、外食事業者

食品の流れ
卸売業者から食品を購入し消費者へ販売、調理しての提供。

食品ロスの発生要因
小売店ではパッケージの破損や売れ残りによる返品、廃棄。
飲食店では作りすぎや客の食べ残しにより廃棄される。


消費

消費者

食品の流れ
購入した食品を調理して消費したり、レストラン等で提供されたものを消費。

食品ロスの発生要因
使い忘れや食べ残し等により廃棄される。


北海道における食品ロスの発生量(推計値)

道では、国の算定方法に準じて道内の食品ロス発生量の算定を行い、公表しています。
<算定方法及び用語> (PDF 118KB)

【参考値】

道内の食品ロス発生量のうち事業系の発生量は、ビートパルプなどのてん菜糖製造業の副産物が大きな割合を占めていることから、北海道の食品ロス削減の取組効果をより的確に把握するため、てん菜糖製造業副産物を除いた値を「参考値」として公表しています。

関係機関のリンク集

●関係省庁

 ・農林水産省ホームページ

 ・環境省ホームページ

 ・消費者庁ホームページ

●その他の関連情報

 ・全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会